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2005年11月10日 (木)

また古い話しですが

昨日のTK-85というのは1980年の発売だそうですが、もちろんそのころすでに今のパソコンのようなものはありました。海外ではAppleIIがあったし、すでにその頃シャープのMZ-80KというBASICのマシンでゲームプログラムを作っている友達がいましたっけ。オタクのはしりでしょうか。それが昂じて大学やめてしまいましたけど。
大学の研究室には大型コンピュータ(いわゆるメインフレーム)の端末もあって(グリーンモニタでした)、FORTRANは使えたのですが、何せちょっとした数値計算でも、終わった後にCPU使用料と予算残額が表示されるのです。だからプログラムをしくじって計算が収束しなかったりしたらもう大変、貧乏研究室でしたから先生にバレるのがこわくて。それで大学の計算センターにあった学部生の情報処理実習用に開放されていた端末室に潜り込んで、修論の計算とかやってました。そんな連中が多かったのか、あまりCPU時間を食うプログラムは途中で殺されてしまうようになりましたが。
ちょうどその頃、貧乏研究室にもパソコンがきました。たしかNECのPC8801mkIIあたりだったかと思います。これはたしかZ80相当のCPUがのってました。Z80自体はTK-85のintel8085とほぼ互換のもの(厳密には8080の上位版)でしたが、キーボードはあるしカラーディスプレーはあるしBASIC言語はあるしで、私達(先生と私)にとっては驚嘆のマシンでした。納入されてすぐに二人でシャーシを開けてまじまじと基板を覗いたもんです。あまりTK-85と違いませんねなんて言ってた気がします。このおかげでBASIC言語を使って数値計算ができるようになり、大形計算機を使っていたときのような予算の苦労は無くなりましたが、何せインタープリタ言語ですから、計算の遅いこと、遅いこと、夜計算を始めて翌朝までなんてこともありました。この頃は、コンパイラ言語に憧れて、無謀にも機械語で浮動小数点演算をやりかけていました。ただ、PC8801には結構気の利いたタンクゲームなんかもあって、先生に隠れてよく遊んだものです。ただし、まともな日本語ワープロが動くようになったのは、この頃お金持ち研究室のみが持っていたPC9801からです。これは夢のまた夢でしたから、もちろん私の修士論文は手書き(それも鉛筆)でした。学科にはワープロ専用機が一台あって、たしかリコーかどこかのものかと思いましたが、そのマシンだけのために教授と同じ待遇の専用室がありました。そんな時代のお話です。
ところで、いろいろ昔のマシンについて調べていたら、情報処理学会にコンピュータ博物館というコンテンツがありました。そこの実物所在地情報によりますと、TK-80やPC8801などは国立科学博物館にも収蔵されているそうです。いやはや...

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2005年11月 9日 (水)

世の中いろいろ変わったもんです

Linuxを使いはじめて10年以上になりますが、それにしても世の中本当に変わったもんです。パソコンの性能もすごいし、インターネットなんて想像もできなかったですから。20年以上前ですが、最初に使ったコンピューターはこんなものでした。tk85
NECのTK-85っていいます。当時はパソコンじゃなくてマイコンと呼ばれてました。マイクロコンピュータの略とか「my conputer」の略とかいわれておりましたが。プログラムは右下のキーボードから入力します。このキーボード、アルファベットなんかなくて、16進数で機械語プログラムを入力するのです。当時自作したものではキーボードすらなくて、スイッチをたくさん並べて2進数で入力していました。ディスプレーにあたるのは右上の8桁のLEDで、これも16進数で表示されます。自作系ではこんなLEDも使えなくて(こういう部品が結構高かったのです)、発光ダイオードをたくさん並べてこちらも2進数で表示してました。いわゆるCPUは8085といってPentiumの御先祖のようなものですから、当時の機械語プログラムは今のパソコンでも「理解」はしてもらえるはずです。今調べてみたら、メモリーはROMが2KB、RAMが1KBですから、アルファベットでも3000文字ちょっとで終わりですね。ハードディスクなんて一般的には無い時代で、フロッピーディスクだってなかなか手の届かないものでした。だからプログラムは音に変換してカセットテープレコーダーに録音保存するのです。ピーガリガリって音がしていて、私の先生はその音だけで「あ、これはあのプログラムね」なんてわかったりして。紙テープなんていう保存方法もありました。
当時私のいた大学の研究室は大貧乏で、このマシンだけで実験装置の制御とかしてました。今思うと一番御世話になったマシンかもしれません。

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